広報紙【平成30年度】
No.190
No.189
「元号」
高縄荘むつみ会
会長 森松 孝徳
新年明けましておめでとうございます。
いよいよ「平成の時代」が終わり、今年5月1日の皇太子さまの即位に合わせて新しい元号となります。
元号は紀元前の中国、漢の時代に始まった年の数え方で、現在も元号を使っている国は日本だけとなっているようです。日本では、「大化」に始まり、今の「平成」に至るまで、247の元号が使われてきていて、新しい元号は248番目になります。
元号には、国民の理想としてふさわしい意味を持つ、漢字2文字などの基準があり、新しい元号がどのようなものになるか、予想しながら楽しみにしています。
さて、昨年も沢山の方々に来荘いただき、私たちを色々楽しませてくれありがとうございました。人生100年の時代となってきており、ますます元気で穏やかな一年になりますよう願っています。
No.188
「コスモス」
秋の野原を鮮やかに彩るコスモス。
秋桜とも書き、ピンク色の花びらはまるで秋に咲く桜のよう。落ち着いた色合いの多い秋の自然色の
中で、とても目を引く存在です。コスモスは、メキシコを原産地とするキク科コスモス属の総称です。
日本には明治二十年頃に渡来し、秋の季語としても用いられるようになりました。
コスモスの一般的な花言葉は「乙女の純潔・乙女の真心・美麗・調 和・謙虚」ですが、花の色に
よって花言葉は変わります。
今年も楽しみにしていた浅海原のコスモスが咲き乱れ、私たちを和ませてくれました。淡いピンク、
大小さまざまなコスモスが風にユラユラ揺れる姿は何とも可愛らしく、ずっと見ていて飽きません。
このコスモス畑は十年前、雑木林だった約五十アールを住民有志で整地されたそうです。素晴らしい
コスモス畑へのご尽力に感謝しつつ、毎年この景色が見られるよう願っております。
No.187
No.186
「向日葵と入道雲」
向日葵の名前の由来は太陽の動きに連れてその方向を追うように花が回ると言われたことから。
入道というのはもともと力持ちの大きな体をしたお坊さんであり、このお坊さんの姿に雲が似ていたため入道雲という名前が付けられたそう。
今年の暑さはひときわ厳しく、西日本豪雨災害で被災した方々の気力・体力をことごとく奪っていくほどである。観測史上類のない大豪雨で死者は二百人を超え、四千八百人が避難生活を余儀なくされている(七月十七日現在)。
真夏に凛と咲く向日葵は可愛らしい姿の中に力強いエネルギーを蓄えている。くっきりと輪郭を持ち、上へ向かってどんどん積み重なるように湧き上がって来る入道雲もまた力強い。豪雨災害の復興は険しい道のりではあるが、必ず、向日葵のように、入道雲のように、力強い復興を遂げるであろう。