広報紙【令和1年度】
No.196
「節句」
No.195
No.194
「秋祭り」
No.193
No.192
「天の川」
天の川は、宇宙に見える雲状の帯です。 面白いのがこの天の川の捉え方です。
アジアの神話では「川」としていますが、ギリシャ神話では「乳」と見なし英語では「ミルキーウェイ」と呼ばれています。
日本の七夕伝説は、中国より奈良時代になって伝わり、最初は貴族の間のみ知られていましたが、江戸時代には一般庶民まで広がっていきました。これが時と共にさまざまな願い事をするようになっていき、今の七夕の短冊となったのです。
七夕飾りに込められた願いはその形によって異なります。願い事に具体的なイメージが出来ると、自分が必要としているものや興味のあるものが目に入るようになります。昨日までは目に入らなかったもの、気にも留めなかったものを意識できるようになると自己の向上に繋げていけそうな気がします。それぞれの意味や願いを知るとより七夕を楽しく過ごせるかもしれませんね。
No.191
「北条鹿島まつり」
令和元年の北条鹿島まつりは新しい時代の幕開けにふさわしく、紺碧の空と海に鹿島の新緑が眩しいお祭り日和となりました。
その鹿島に昨年十月二十八日、脚本家早坂暁さんの句碑が建立されました。句碑には「昭和とはどんな眺めぞ花遍路」と刻まれています。二十五年程前、早坂さんに一度だけお会いしたことがあります。待ち合わせのホテルのロビーにハンチング帽を被り、ジャケット姿の出で立ちで、紳士然とされていたのが思い出されます。
早坂さんは昭和の時代、戦争の悲惨さをまじかで見てきたからこそ、平和の尊さを小説や映像で訴え続け、多くの人々に感動を与えることができたのではないでしょか。テレビのインタビューでも「令和」が平和に過ごすことができたらという答えが多く取り上げられていました。早坂さんも「令和」が平和な時代になってほしいと願っておられることでしょう。