広報紙【令和4年度】
No.214
「節句」
3月3日はひな祭りです。五節句の2番目にあたる「上巳の節句」ともいわれています。古くから日本では、上巳の節句に、草木や紙で人の形を模して作った「ひとがた」で自分の体をなでて厄を移し、水に流しました。この「ひとがた」がひな人形の始まりではないかと考えられています。今でも雛を川や海に流す「流し雛」の風習が残っている地方もあります。鳥取市用瀬町では、陰暦の3月3日になると、県の無形民族文化財に指定されている「もちがせの雛送り」と呼ばれる流し雛の行事があります。そこで参加者は、稲わらで作った船に男女一対の紙のひな人形などを乗せて、1年間の無病息災を願って千代川に流します。これは祓いや厄除けの意味から始まった風習ですが、時代を経て現在のようなひな祭りの形になりました。女の子の健やかな成長を願い、親から子、そして孫へと受け継がれる、愛を贈る節句となっていることに思いを馳せましょう。
No.213
「卯年」
『卯』は穏やかなうさぎの様子から安全、温和の意味があります。また、うさぎのように跳ね上がるという意味があり、卯年は何かを開始するのに縁起がよく、希望があふれ、景気回復、好転する良い年になると言われています。
かの有名な童謡「ふるさと」に「うさぎ追いしかの山」とありますが、これはうさぎ狩りのこととされています。そこから「うさぎおいしい」という勘違いが生じたのでしょう。皆様も一度は勘違いされていたこともあったのではないでしょうか。実はわたくしも・・・
それはさておき、まだまだコロナ渦、世界情勢の変化など、不安要素が続きますが、皆様にとりまして卯年がピョンピョン拍子で何事も上手くいく年になりますようお祈り申し上げます。
No.212
「福を呼ぶフクロウ」
最近、様々な場所でふくろうと触れ合える「フクロウカフェ」が誕生し、とても身近な鳥となりましたが、以前からふくろうは縁起の良い『幸運の鳥』と言われているのはご存じですか?フクロウが幸運の鳥と言われる由縁は、フクロウは夜行性で目が効くことで「見通しが明るい」と言われ「福来」・・福が来る。「福路」・・人生の幸せの道。「福来郎」・・福が来るように呼ぶ。など、おめでたい意味があります。
今、私たちの生活スタイルは、新型コロナウイルスの感染によって一変しており、現在、そして未来のことを不安に感じている人が多いかと思います。グループホームなぎさでは、明るく幸せな未来を願い、紅葉の中にフクロウを飾ってみました。