広報紙【令和6年度】
No.223
「敬老の日 老人の日」
No.222
「真葛(サネカズラ)」
NHKスペシャル「なぜ妻はいなくなったのか?認知症行方不明者一万八千人」を観ました。鳥取県の若年性認知症を患う五九才の妻が、作り立ての朝食を残し行方不明となったのが昨年の八月。残されたご主人は、今も懸命に妻を探し続けているそうです。
認知症の家族会に参加し、実体験を語るご主人が「七年ぐらい前から認知症を患っており、もっと早く、こういった集まりに連れて来てやればよかったと後悔しています。ご夫婦をみていると本当にうらやましいです。支え合っていて本当にうらやましいです。」と号泣される姿に胸を打たれました。
認知症という病や行動に、目が行きがちな日々。そうではなく、「人を見よ!」ということを、その夫婦愛から改めて学びました。
古事記にも読まれ、八月に美しい花を咲かす真葛。その花言葉は「再会」です。
No.221
「母の日」
母の日のルーツは、アメリカにあります。ウエストバージニア州出身のアナ・ジャービスが、1980年に亡き母をしのんで教会で追悼式を行ったことが由来とされています。式では、参列者に亡き母が好きだった白いカーネーションが配られたそうです。それが、カーネーションを贈る風習につながっています。また、カーネーションは『母子』を象徴する花でもあります。十字架に架けられたキリストを見送ったときに、聖母マリアが落とした涙からカーネーションが咲いたという逸話が聖書に伝えられています。この話が基となり、母性や母性愛を象徴する花と言われるようになったのです。 皆さんは母の日の贈り物をお送りになりましたか。身近な人がいつ居なくなってしまってもおかしくないと自分にも言い聞かせ、日々感謝の気持ちを持ちながら過ごしていきたいです。